サッカーのバイタルエリアとアタッキングサード

サッカーをテレビ観戦

バイタルエリア、アタッキングサードといった用語はピッチ内の特定のエリアを意味するもので、サッカーファンなら聞きなれた用語のひとつと言えるでしょう。

では、5レーン、ハーフスペースといった用語はどうでしょうか。
この用語も先の2つと同じくピッチ内のエリアを意味する言葉ですが、初めて聞いたという人も少なくないはずです。
しかし、5レーンやハーフスペースという用語は現在のヨーロッパサッカーの戦術を語る上で欠かせない用語のひとつになっています。

まず、5レーンについてですが、これはピッチを縦に5分割することを意味しています。そして、この5レーンに対する選手のポジショニングに条件を設けたものを5レーン理論と言います。5レーン理論では攻撃時のポジション取りの際に、最終ラインの選手の1列前の選手は最終ラインの選手と同じレーンに入ることができません。また、最終ラインの2列前の選手は最終ラインの選手と同じレーンに入らなければいけません。

次にハーフスペースですが、これは5レーンにおいて外かから2番目のレーンを意味します。
現代サッカーでは5レーンの真ん中のスペースは選手が密集し簡単に攻撃の起点になるようなプレーを許してくれることが少なくなりました。そこで、中央から若干外よりのハーフスペースが攻撃時の重要度を増してきています。

では、実際に5レーンとハーフスペースを使った戦術例をあげてみましょう。まず、ビルドアップの際にボランチが最終ラインまで落ちて、センターバックは5レーンの最も外側にポジションを取ります。すると5レーン理論の約束事からサイドバックの選手は大外のレーンにポジションを取ることができないので、ハーフスペースにポジションを取り、2列前のウィングの選手のポジションはセンターバックと同じく大外になります。これにより、縦関係の3人がシステマチックに三角形を形成でき、パスコースが確保しやすくなります。

また、サイドバックがウィングを内側から追い越す「アンダーラップ」と呼ばれる攻撃参加が可能となり、大外を回る「オーバーラップ」に比べても敵陣のゴールに近いゾーンを深くえぐることが可能になります。

海外サッカー情報はネットを通じて手に入れやすくなった

サッカーボール

1990年前半までの日本では、インターネットを通じて海外サッカー情報を手に入れることができず、サッカー雑誌・テレビ番組だけが頼りでした。
しかし、1990年代後半に入ると世界中のインターネット人口が増えていき、文字情報にて海外サッカー情報を入手できる時代がやってきます。

ボールとドクロ

ただ、有料放送で生中継の試合をみられるリーグはごくわずかで、文字で情報は得られてもマイナーリーグのスーパープレーを映像で見られないのはファンの大きな悩みでした。

2000年代に入るとスカイパーフェクTV(現在のスカパー)を通じて、幅広い欧州リーグの日本人選手出場試合などが生中継でみられるようになります。
これはヨーロッパサッカーが大好きな人達にとってはうれしい出来事であったものの、南米サッカーファンは有料放送でもなかなか試合が観られずにやきもきしていました。そういった状況が長く続きましたが、日本では2016年に大きな転機がやってきます。

この年の夏に英国の企業がDAZNというスポーツの試合の生中継に特化したインターネットストリーミングサービスを日本でローンチしました。このDAZNというサービスは、スカパーと違って月額2000円弱の料金を支払えば放送権をもつ国内外すべてのリーグの試合をライブもしくは録画で視聴できます。スカパーでは南米サッカーの試合が放送される事はほとんどなかったものの、DAZNではブラジルなどの国内リーグやカップ戦の生中継が行われています。

そんなDAZNは、欧州サッカーだけでなく南米サッカーも含めて海外サッカー全般が好きな人達からの注目度が急上昇中です。